TA 5回目 反省
大学前期のTA(「コミュニケーション論」)も先週で終了しました。
最後に、約400枚のテストの採点を手伝ったのは時間がかかりましたが、なんとか終わりました。
テストが終わってみての感想。
多くの学生の回答が、プリントに書いてあることそのままなんですけど。
テストは持ち込み可、1週間前に大体の問題を出題。
つまり考える時間があったのに、プリントそのままだなんて。
それでは高い点数はつきませんよ。
私も一部授業をしたので、若干責任を感じています。
授業では、大事なポイント十分に伝わっていなかったと反省。
60~90分あるといっても、伝えられる情報はほんの少ししか無いのです。
あれこれ詰め込みすぎはよくないものですね。
テストの内容の一部(私が説明したところ)。
「欲望の三角形とは何か?」 300字前後で書け。
ルネ.ジラールは、人間はどうして欲望するかということを、主体(subject)・対象(object)・媒体(model)の三つで構成される「欲望の三角形」によって説明した。彼の指摘した「欲望」は、自然に湧き上がる生理的な欲望(食欲と性欲)とは違い、必ず他者を模倣することで喚起されるという特徴をもつ。自分の意思で選択するものとは異なり、主体である私たちは、気になる他者が持っている所有物(財、才能、恋人、社会的地位、人気など)に対して、あいつと同じものがほしい、同じようになりたいと羨望する。また、その欲望を完璧に叶えるためには、時としてモデルである他者が実現を妨げるライバルとなる場合もある。しかし、ライバルがいなくなると、欲望自体も途端に消えてしまう。 (328文字)
ルネ・ジラール『欲望の現象学』
300字前後なので、回答するとしたら↑もんかな。
ポイントは、自発的に感じる欲求(食欲、性欲)とは違うこと。
気になる他者(大体身近な存在、家族、友人・・・)を意識することがこの種の欲望の引き金になっている。
恋愛の三角関係のように、一人の恋人を手に入れたいとライバル関係のように激しく競争する場合、
あいつの恋人が欲しいと思う一方で、
恋人を奪われた相手は奪った人のことを憎み、嫉妬を感じ、再び取り返したいと欲望する。
手に入れてしまったら、競争していたときの激しい感情はもう無く、気持ちが覚めてしまう・・・
なんてことは、まさに欲望の三角形の良い例。
人に教えるのはなかなか大変なものですね。
それでは。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)


最近のコメント