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読レポ 5

前田健/「それでも花は咲いていく」
あややのモノマネでおなじみのまえけんの処女短編小説。

恋のブチアゲ♂天国

小さい子を愛してしまう中年の男、マンガの中の人物しか愛せない女子、セックスにしか生きる喜びを見出せない女性、振り向いてもらえないと分かっていながら好きな男性のためにボクシングをがんばるゲイ・・・

マイノリティとまで言うと、肌の色の違いとか民族とか何か世界規模の問題のように感じられるけど、
この小説は、世間からズレてしまった人が主人公として登場。
彼、彼女らが、世間からのズレにどうしたらいいか分からないと苦しみながらもなんとか生きていく姿を、毎回登場する小さな花がどんなことがあっても咲いていく状況にたとえています。

結末は様々ですが、
アパートの隣の住民かもしれないし、街を歩いてるあの人かもしれない、あくまで日本のどこにでもいそうな人として描かれています。
ただ、男が主人公になっている話は、悲劇的な結末を迎えるのに対し、女性の場合、何かしらハッピーエンドで終わります。
ゲイであることを告白したまえけんにとって、男であることにいろいろと苦労があったからなのか、男のドロドロした欲望などがうまく書かれていると思う。

まえけんと思ってどこか侮っていました、ハイ、すみません。
次回作もあるのかな?

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著者:前田 健
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久しぶりの更新。

もう2週間以上前、

忌野清志郎のお葬式の様子がテレビで流れていましたが、

竹中直人ってあんなに気持ち悪かったっけ??

 

過剰なほどの泣きで別れの言葉を発していた竹中直人は、自分の演技に酔っているかのように見えて、私にはきつかったのですが、

今日書きたいのはそのことではありません。

 

お葬式での別れの言葉はやはりいるのでしょうか?

 

私の祖母が昨年亡くなったのですが、お葬式で家族の別れの言葉を言うべきか、言わなくてもいいのか最後まで迷っていました。

結局、いろいろ細かいことがあって、

別れの言葉を手紙に書く時間も気力もありませんでした。

 

お葬式が終わった後に、親戚から

「おばあちゃんにあんなに世話になったのに、お葬式で別れの言葉もないの?」

と言われたことが今までどうも引っかかっていました。

 

やっぱりあの時、手紙を読むべきだったのでしょうか?

家族だけで納棺をした時に個人的に声をかけたので、思い残すことは特に無いのですが、

やはり、他者が見ている前(葬式)でも声をかけるべきだったのでしょうか?

 

しゃべりがうまくない私にとって、竹中直人のようにすばらしい言葉をかけられそうにありません。

「感動的なことを言わなきゃ!!」などと深刻に考えて緊張しそうです。

大したことでも無い出来事を、感動エピソードに膨らまそうとするかもしれません。

 

でもやっぱり、親族(大抵は孫)の別れの言葉は、

結婚式の親への手紙のように定番の儀式のような気がするので言うべきだったのかも。

後、悲しみを他人に伝える上では、韓国や中国にある「泣き女」なんて、ある意味でうまく考えられたものなんでしょうね。

 

なんかよく分からなくなってきたので、もう寝ます。

おやすみなさい。

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地下鉄とアート

日本・ギリシャ修好110周年記念
アテネ・メトロ・ミュージアム ―ギリシャの地下鉄が結んだ古代と現代―

写真パネルと映像資料で見るパブリックアート

本展は日本とギリシャの修好110周年を記念し、アテネの地下鉄各駅に展示されている古代と現代の作品の見事なコンビネーションを写真パネルと映像資料によって公開する初めての試みです。3千年以上もの時を経て尚アテネの日常に息づく文化と歴史、古代と現代の融合を投影するパブリックアートの真髄を紹介します。

HPより)

東京国立博物館、5月10日(日)まで会期とのこと。

 

先週の大学のゼミでも話がありましたが、

日本の公共空間はどうしても非常に管理された空間ばかりです。

地下鉄にしても、公園にしても、日本は見知らぬ他人同士の交流がなかなか発展しないもの。

ギリシャの地下鉄での不特定多数の人がアートに触れるのと、

博物館の管理の下でアート好きが見るのは違うんじゃないですか?

(まったく展示を見ていないで書いていますが・・・)

 

ゼミのMさんが訳した『地下鉄のミュージシャン』で描かれている、

ニューヨークの地下鉄でジャズを演奏している姿は日本では想像がつかないものです。

あったらあったで面白そうな気がするんだけど、

エキナカとか、エキチカとかそんな商業空間ばかりしかありません。

そんな中で、パブリックアートと言われても、正直なんだかピンときません。

 

東京メトロで、今回のギリシャアートをやったほうが面白そうなのに・・・

(5月10日までです。締め切り間近)

地下鉄のミュージシャン ニューヨークにおける音楽と政治 Book 地下鉄のミュージシャン ニューヨークにおける音楽と政治

著者:スージー・J・タネンバウム
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