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読書レポートその5 「一日3時間しか働かない国」

「このキルギシアという国では、どんな職場であっても、公共であれ民間であれ、一日に三時間以上働く人はいない。(中略)残りの二一時間は、眠ったり食事を楽しんだり、創作活動をしたり、愛し合ったり、人生を楽しんだり、自分だけの時間を過ごしたり、子どもや仲間たちと交流したりして過ごすんだ。」

誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国 Book 誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国

著者:シルヴァーノ・アゴスティ
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この話は、アジアにあるキルギシアという国に偶然にやってきたシルヴァーノから、友人に宛てた手紙だけでつづられている。
通常なら一日8時間も働かなければいけないところ、この国は3時間だけで大丈夫なんだとか。
人々の暮らし、「生きること」「働くこと」の価値観、規範などを根底から問い直す革命が行われたこの国では、一人一人の主体性、人間らしさを尊重し、ゆとりのある時間、人生が保障されている。

キルギシアって国はどこにあるかって?
実際には、そんな国はありませんよ。あくまで筆者が想像したユートピアです。
ただ、テクノロジーが向上しているのに、いまだに一日8時間も労働しなければいけない現代社会の問題を考え直すきっかけとなると思います。
働くこととは?生きることとは?
もう一度自分の中で見直した方がいいかもしれません。

ただ現実にも、国民のほとんどが仕事に就いていない(もしくは無職)国はあります。
例えば、南国の島国の「ナウル共和国」。
20年までは、リン鉱石の採掘で大変裕福だった国。いまでは、リンも取れず見る影も無いんだとか。
ただ、昔の裕福な生活が忘れられず、人々は一日何もしなくなり90%の人が失業状態。
詳しくは、http://www.ntv.co.jp/q/oa/20070624/02.html
また、マーシャル共和国なんてのもあります。http://www.ntv.co.jp/q/oa/20081130/02.html

ナウルにしても、下手に近代化した結果、こんなことになったような気もします。
生活が自国内だけで完結していた昔の方が、ある意味豊かな生活をしていたのかもしれません。 

↓併せて読みたいもの(未読)

怠ける権利 (平凡社ライブラリー) Book 怠ける権利 (平凡社ライブラリー)

著者:ポール ラファルグ
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こんな記事み~つけた!! その4 「私的癒やし論」

2008年9月7日(日)東京新聞 「万機創論 東京特派員の目 癒やしをどこに」

08年4月、東京国立博物館で公開された日光、月光菩薩像の展覧会の反響を受け、

「癒やし」をテーマに、東京にいる外国人特派員3名が語っている。(以下、簡単な要約)

 

・ソウル新聞(韓国)、朴弘基氏の場合・・・

韓国で一番「癒やされた」と感じるのは、家族や友人と話をしたとき。サウナや音楽鑑賞、読書などは、その前段階のストレス解消方法。

 

・北京日報(中国)、王開虎氏の場合・・・

難しい仕事に悩んだ時、「より困難」な状況を思い浮かべ(世界には満足に食事が取れない人や、もっと深刻な悩みを持っている人がいる)、自分を慰める。

また、都市から自然のある田舎へいくことでストレスが解消される。

 

・フリージャーナリスト(ドイツ)、G・ヒールシャー氏の場合・・・

ドイツ人のストレス解消は、森の中をハイキングすること。また、温泉に入ることも一般的なストレス解消法。

 

 

癒やしというより、各国の「ストレス解消法」の紹介といったところだろうか?

3者とも、温泉に入るや、自然のあるところに行くといった、「療養」の意味合いを共通して言っていたのは興味深い。

 

日本の場合・・・

かわいい犬、猫の写真を見て「いやされた~」や、癒やし系アイドルなんてものがいるあたり、「癒やし」という言葉は、定義しづらく、精神的で、実に曖昧で掴みにくいように感じられる。

先ほどの3者の見識ようなはっきりとしている医療的な事というより、なんかよく分からない精神的なものが強いよう。

そもそも、最初の仏像から「癒やし」をテーマに持ってくるあたりも、日本らしい発想なのかも?

そこらへんは、ゼミで「癒やし論」をやっているK氏に譲るということで・・・

 

 

しれっと、ブログ再開。

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