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こんな記事み~つけた!! その1

朝日新聞、08年3月11日朝刊。

木村伊兵衛写真賞 生と死を見つめる2人に

第33回を迎えた木村伊兵衛写真賞は、2年連続で2人受賞となった。世界を明るくとらえた昨年の受賞作から一転、岡田敦さん(28)と志賀理江子さん(27)の作品は、痛々しいほどに「生と死」を見つめる目を感じさせる。

■岡田さん 若者たちをリアルに

 受賞作『I am』では、若い女性の顔、裸体、そして自傷行為の跡が刻まれた腕が、生々しく見るものに迫る。

 被写体はウェブでの募集に応じた10~20代の約50人。衝撃的な写真のあまり、全員が自傷行為の経験者にも見えるが、そうではない。岡田さんは「今を生きる若い人たちのありのままの姿を撮った。決して特別なものではない」と話す。

 自分たち若い世代が現代社会に感じているリアリティーを一貫して撮り続けてきた。第29回木村伊兵衛写真賞の最終選考に残った『Cord』は、ウェブ上で交わされた自傷行為者たちの言葉を引用し、写真と組み合わせて表現。「私を撮ってほしい」という反響がメールで多数寄せられ、受賞作を生む契機となった。

 写真集の表紙には特殊な紙が使われ、手にした人の顔を鏡のように映す。「あなた自身もこの写真集に登場するひとりなのだというメッセージなんです」  (本文の一部抜粋)

 

この岡田敦の写真を見たことは無いので、この写真、記事に関してなんとも言えませんが・・・

どうして自傷行為の跡の生々しい跡が、若者のリアリティを表すのでしょうか?

そのこととは少し違うのですが、常々疑問に思っていたことがあります。

現代の若者(10代後半あたり)というと、こういったイメージだけでなく、売春、妊娠、薬物・・・が付きまとうような気がしてなりません。

少なくとも私はこういった場面に出くわしたことが一度も無いし、話に聞いたこともありません。

でも、そういったモノが出てくると何かリアリティーがあるように語られるのはなぜなのでしょうかね? 

 

また、こんな記事もありました。

『書評 なぜケータイ小説は売れるのか』(東京新聞、08年3月30日朝刊)

ケータイ小説の多くは「七つの大罪」を描いている、と本田は指摘する。売春、レイプ、妊娠、薬物、不治の病、自殺、真実の愛。ケータイ小説は東京よりも地方で売れているが、その理由は、この七つの大罪が地方都市の女子中高生にとってリアルなものとして映るからだ。

 もちろん地方の少女たちが皆、売春したり妊娠したり自殺しようとするわけではない。だが、東京発の東京目線でつくられるテレビドラマ等のよそよそしさに比べれば…。そういえば、ケータイ小説の多くは、作者の経験した実話として語られる。「友達のいとこの先輩が実際に遭った話」などとして語られる都市伝説のように。本田は「現代が生み出した宗教的な民間説話」と言う。         (本文の一部抜粋)

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このケータイ小説のテーマとなる「売春、レイプ、妊娠、薬物、不治の病、自殺、真実の愛」。

これが、地方都市の女子中高生にとって、一種の都市伝説のようなものとしてリアリティを感じるなものとして映っているようです。

ただ、そう考えると、私の疑問も少しは解決できるかもしれません。

売春、薬物、不治の病・・・

なんてことは、身近にゴロゴロ存在していない日常ですが、

「友達の友達が・・・」とか「先輩が・・・」などのセリフとともに妙な現実味を持ってしまう。

そういったイメージが一人歩きし、「若者のリアリティ」を作り出す部品になっているんでしょうね。

 

でもやっぱり、私にとっては現実感の無い話ばかりです。

自傷行為の写真は、現実に起こっていることですが、若者のすべてがそれをしているわけではありません。

ケータイ小説もしかり。

(女性だとまた違った見方をするかもしれませんけど)

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